精子が無力な男のダークサイド不妊治療記

自分が精子無力症かつ乏精子症で妻は軽い子宮内膜症。妻には内緒でダークサイトに落ちた自分をさらけ出す。暗い内容ばっかりなので明るく朗らかに妊活したい人は見ないでください

年賀状爆弾

妻の友人から届いた年賀状の中に、さりげなく子供が生まれましたと書いてあって、年明け早々、妻の心が荒んでしまいました。

ただでさえ、昨年は妻の友人の出産ラッシュで同じDINKSで同世代だった友人たちが一気に3人くらい出産した年でした。そして年明けにトドメの一撃。
なんとなく心のどこかで仲間だと思っていた人たちがほとんど全員同じ年に出産しました。もう同じメンバーで集まっても妻だけが子供の話についていけないのです。
ちなみに全員が自分達よりずっと後に結婚した人ばかりです。

ここ最近は妻の笑顔を見ることが少なくなってしまい、代わりにため息と辛そうな表情ばかりで、見ていてこちらも本当に辛くなってくる。

私の友人の家に招かれて新年会にいってきました

仕事関係の新年会だったので私一人で参加しました。
10人ほど集まったのですが、招待してくれた友人の妻が妊娠していると知らされました。友人の妻と私の妻は一度だけ面識があり、私の妻は久々に会ってみたいな〜と話していたのですが、自分一人で参加して本当に良かった。。

友人の妻が妊娠したことは妻には話しませんでした。
この友人夫妻も2年ほど前に結婚した人。

みんな順調に出産していく。

自分達の周りで子供のいない夫婦はほとんどいない。不妊で悩んでいるのは自分達だけなのではないだろうか。

芸能人の妊娠・出産のニュースを見て思うこと

昨年、2016年は芸能界が妊娠・出産ラッシュでした。

福山雅治吹石一恵夫妻、山本耕史堀北真希夫妻、永井大中越典子夫妻、ヨンアさん、黒木メイサさん、小倉優子さん、安田美沙子さん、麻生久美子さん、後藤真希さん、安倍なつみさん、澤穂希さん、ロンブー淳さんなどなど。。他にも数え切れないくらい。


そして水野美樹さんが42歳で妊娠しましたね。
昨年6月に結婚でもう妊娠。
不妊で悩んだりしていない夫婦や、独身の人たちは42歳でも子供できるんだからとなんとなく安心するかもしれないです。昔の自分もそう思ったはず。

 

でもこういったニュースの陰に隠れてしまいますが、40歳で結婚して妊娠できる人の方が少ないのです。
妊活頑張っているけど妊娠しない人たちは、わざわざ「今年も妊娠しませんでした!」と発表しませんし、ニュースにもなりません。
ニュースになるのは妊娠した人だけです。

 

別にそれが悪いということではないですが、不妊で悩んだことない人は勘違いしてしまうでしょう。例えば、誰々は40代で妊娠したから大丈夫みたいなことを平気で言ってきたりするでしょう。40歳ですぐ妊娠できるんだからまだ大丈夫だろうと思ったりするでしょう。
現実に一番多く、苦しんでいる人たちを見て見ぬふりをして、自分はそっち側じゃないから大丈夫だと思うだろう。そして自分がそうなったときに初めて気づくのだろう。

 

あの後

前回の記事の続きです。

その日に妻と話し合い、僕は自分の気持ちを正直に話しました。

本心ではなかったこと、判定日後のショックで自暴自棄な気持ちになっていたこと、でも妻の方が傷ついているのに自分がそんなことを言ってはいけないこと、どんな理由であれあの発言は言い訳にならないこと、反省していること。そして自分と一緒にさえならなければこんな辛い思いさせずに済んだのに申し訳ないこと。自分と一緒になって10年くらいの貴重な時間を奪ってしまって申し訳ないこと。でも時間は巻き戻せないしもうずっと一緒にいるし、自分は妻の人生に責任があること。

妻も自分の気持ちを話し、突き放されてショックだったこと、見放されたようでショックだったこと、長い不妊治療で不安定になっていてちょっとしたことで怒ってしまって申し訳ないこと、でも色々やってくれて感謝していること、不安定で申し訳ないこと、そちらが原因なのはどうしようもないことなのに責めてしまって申し訳ないこと、など話してくれました。

もう二人とも泣きながら話したためあまり細かいところまでは覚えていませんが、わかったことはお互いが自分を責めてしまって相手に申し訳ないという思いを抱いているということでした。
そこでお互い寝る前にその日1日の出来事で相手への感謝することを伝え合うという決まりごとを作りました。
そしてまだ残っている凍結胚を迎えに行くため頑張ろうということになりました。

本当にホッとしました。本当に良かった。。

不妊治療はお互い(特に妻は)ギリギリの精神状態でやっているため、ちょっとした気の緩みや迷いで出た発言・行動で一気に崩壊してしまいます。

自分から切り出す勇気

結果だけ書いたので簡単に解決した感じなのですが、一番苦労するのは怒っている相手に対してどうやってこちらから話を切り出していくかです。

自分が怒らせた相手との話し合いのきっかけを作るのは本当に難しいです。
実際謝ろうと何度も妻に話しかけましたが、無視されたりきつい一言で返されたりを続けました。
もう何度も経験しているのですが、やはり無視され続けたりきつい言葉を返されるとこちらも萎縮してしまってさらに話しかけづらくなっていき、無言の時間が何時間も経過します。
でもこのまま放置してもお互いの気持ちは収まらず無駄な時間を過ごしてしまうため、なんとか意を決して謝りに行きます。
ここで意地を張ってもしょうがないので、無視され続けても行く勇気は必要です。

心を改めて年を終えることができ、辛かったですが不妊治療してなかったらここまでの心のぶつけあいはできなかったと思うと、結果的に良かったのかもしれません。

皆さんもどうか良いお年を。

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